2011年5月27日金曜日

業界初、慶應義塾大学医学部監修のコンテンツ「Keio 3D Anatomy」



医療関係者向けサイト「PfizerPRO」に3Dの新コンテンツ
~業界初、慶應義塾大学医学部監修のコンテンツ「Keio 3D Anatomy」を掲載~

道関係各位
2011年5月26日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梅田一郎)は、5月24日から慶應義塾大学医学部解剖学教室監修のコンテンツ『Keio 3D Anatomy』を医療関係者向けサイト「PfizerPRO」(Pfizer for Professionals : www.pfizerpro.jp)に掲載しました。

業界初の立体的な表現により、臨床に役立つ学術情報の提供が実現しました。まずは血管穿刺やカテーテルといった「基本手技を学べるシリーズ」を掲載し、今後、心臓の構造を詳しく解説するシリーズも掲載する予定です。「基本手技を学べるシリーズ」では、臨床医が必要とする解剖を、見分けやすいように脂肪、筋、腱、血管など標本の色に留意し、様々な視点からインタラクティブに3D観察できる情報を提供します。「心臓の構造を詳しく知るシリーズ」では、冠動脈微細造影や内視鏡を用い、これまでになかった手法を用いた3D画像として情報を順次提供していきます。今後も医療ニーズが高い情報を「PfizerPRO」で提供することにより、日本の医療に貢献してまいります。

コンテンツの監修者であるお二人の先生方は次のようにコメントされています。

慶應義塾大学医学部解剖学教室 教授 相磯 貞和先生のコメント
「臨床医学に重点が置かれている医学教育のカリキュラムの中で、解剖学に与えられている時間は近年短縮される傾向にあります。他方で、各診療科に求められている高度な医療を安全に行う為に必要な臨床解剖の知識を習得する機会は、得られにくい状況にあります。今般、ファイザーとの協力により、医師の方々にテキストでは表現が難しい臨床解剖学を3Dという画期的な方法で学んでいただける場を「PfizerPRO」に設けることが出来ました。この『Keio 3D Anatomy』が、医療安全の向上を通じて患者の方々に貢献できることを願っております」

慶應義塾大学医学部解剖学教室 准教授 今西 宣晶先生のコメント
「臨床医が必要とする解剖学的知識は、学生時代に学んだ系統解剖とは異なり、ある臓器の詳細な構造や神経、血管、各組織の相互の位置関係や施術者目線からみた解剖など実際の医療に即し、すぐに役立つ解剖です。この臨床解剖を十分理解するためには、臨床的視点からの解剖像を呈示するだけではなく、その像を3Dで見ることができることが非常に重要です。『Keio 3D Anatomy』ではまず研修医基本手技(血管穿刺・カテーテルなど)および心臓に関する臨床解剖から3Dで学んでいただきたいと思います」

「心臓の構造を詳しく知るシリーズ」の画像

3Dコンテンツ例

選択的血管造影による冠動脈走行の立体像

ホルマリン固定した心臓斜断標本における心室中隔膜性部の構造
【PfizerPRO のビジョン】

医療関係者向けサイト「PfizerPRO」を2010年2月にオープンした原点は、ファイザーの企業理念と願いを込めたスローガン「Working together for a healthier world より健康な世界の実現のために」にあります。 今日の医療を支える医師、薬剤師、看護師、その他医療関係者の皆様に有益な情報を、一人ひとりへより効率的にお届けすることで、医療を支える皆様のお役に立ちたい、そんな想いからPfizerPROは生まれ、運営されています。PfizerPROは日本の医療の発展のために活躍する皆様に貢献することを目的としています。私たちは信頼性に優れ、有益でかけがえのない情報や仕組みを創造・発信し、一人ひとりが実感できる価値を提供いたします。