2010年7月20日火曜日

パナソニック、「3Dビエラ」に価格を抑えた46V/42V型プラズマを追加

46V型「TH-P46VT2」
 パナソニックは、3Dテレビ「3Dビエラ VT2」シリーズの新製品として、46V型「TH-P46VT2」/42V型「TH-P42VT2」を発表。7月30日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は、TH-P46VT2が350,000円前後、TH-P42VT2が300,000円前後。

3D表示方式やクリアな3D映像表示のイメージなど全6枚の画像

 同シリーズは、フルHDの3D映像表示に対応した地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンテレビ。4月から順次、65V/58V/54V/50V型の4モデルを発売してきたが、今回はさらに画面サイズを小さくした46V/42V型を追加した。全6モデルともプラズマテレビとなる。

 3D映像方法は、アクティブシャッター方式の専用3Dメガネを通して見るフレームシーケンシャル方式を採用。左眼用と右眼用の映像を1/120秒の高速で交互に表示し、両眼の視差により映像を立体的に感じられる仕組みとなる。

 同シリーズでは3D対応の「フル・ブラックパネル」を搭載しており、交互に表示される映像の残像感を軽減。残像による左右映像の重なりを抑え、クリアな3D映像を楽しめるという。また、1画面内で同時に表示できるネイティブコントラストを500万:1とし、黒を鮮明に表現できる画質を追求した。

 また、「3D方式切換」機能を備えており、フレームシーケンシャル方式の映像のほか、サイドバイサイド方式やトップアンドボトム方式などの3D映像も視聴することが可能。さらに、通常の2D映像を擬似的に3Dへ変換して表示する「3D変換」機能を搭載。2Dでのテレビ放送や録画番組、BD/DVDソフトを3D映像のように楽しめるという。

 おもな共通仕様として、解像度が1,920×1,080ピクセル、アスペクト比が16:9のフルHDに対応。スピーカーは、16×4cmのフルレンジが2基、径10cmのウーハーが1基で、実用最大出力は総合で30W。インターフェースはHDMI×4/D4/S2/光デジタル音声/ミニD-sub15ピン/LAN/ヘッドホンなど。

 TH-P46VT2は、スタンド含む本体サイズが幅113.8×高さ76.3×奥行き33.5cm、重さが約27.5kg。TH-P42VT2は、同幅103.5×高さ69.5×奥行き30.8cm、約24kg。

 付属品は据置きスタンドセット/リモコン/3Dメガネ「TY-EW3D10W」(1個)など。3Dメガネは付属品のほか、別売オプションも用意(発売中)。価格はオープンで、予想実売価格は10,000円前後。

2010年7月19日月曜日

三つの重点課題と三つの新プロジェクトを公表、WOWOWの和崎社長

 WOWOWの代表取締役社長である和崎信哉氏は2010年5月6日の定例会見で、2010年度の経営方針を発表したWOWOWは秋以降にフルHDの3チャンネル体制への移行を予定している2011年を「第二の創業」の時期と位置付けている。和崎氏によると、その前年となる2010年に第二の創業の土台作りを進めるという。


 具体的には、会見で「アナログ加入者の早期移行の促進」
「3チャンネル体制に向けたコンテンツ のラインアップ拡充」「経営体質の強化」の三つを2010年度の重点課題として挙げた。


 続いて、2010年4月1日に三つのプロジェクトを立ち上げたことを報告。その一つ「WOWOWブランドプロジェクト」では、この1年かけて、全社員が共有できるWOWOWのブランドコンセプトを構築する。二つめのプロジェクトとして、WOWOWの自社主催イベントであるWOW FES!の実行委員会を発足させた。このプロジェクトでは2010年10月の「東京ミッドタウン」など複数の会場での開催に向けて準備を進める。同社はWOW FES!の詳細を2010年7月に発表する予定である。三つめとして、3Dプロジェクトも新設。このプロジェクトでは、国内外における3Dに関する情報の収集や、3D作品の制作に向けたノウハウの蓄積を目指す。3D放送の規格や健康への影響についての検討も進める。


 会見での説明終了後に、和崎氏および会見に同席したWOWOWの役員は記者からの質問に応じた。そこで、3D放送の開始時期について、「まだ確定しているわけではないが、3D対応テレビがそれほど普及していない中で、今の1チャンネル体制で3D放送を行うのはいかがなものか。3D放送は3チャンネル体制以降に視野に入れたい」(和崎氏)と述べた。ただし、「3Dコンテンツの制作などについては、それまで待つ気はない」として、3D放送の開始に向けたノウハウの蓄積は3チャンネル体制への移行の前に始める考えを示した。


 NTTぷららとアイキャストと共同で運営する「ひかりTV」でのWOWOWの再送信に関する質問には、取締役の橋本元氏が回答した。「基本的な問題点はクリアされている」としたうえで、「NTTぷららなどは2010年度内の開始を予定しており、そこに乗せてもらうという立場なので、我々から詳しく申し上げることはない。開始時期についてはご勘弁願いたい」と述べた。


 BSデジタル放送の第21・第23チャンネルの周波数を使う委託放送業務の認定申請についての質問には、「我々は3チャンネル体制に向けた土台作りを進めようとしている。新たな認定申請は考えていない」(和崎氏)とした。

3D放送・3D配信は2011年後半~2012年には新方式で実現か

 スウェーデンのEricsson社は,これまで各種無線技術,特に携帯電話機や携帯電話サービスの基地局で世に知られてきたメーカーである。ただし,最近の数年間で映像の伝送技術やその伝送機器のメーカーを買収するなどして,映像データの圧縮技術を扱う機器やインターネット技術を用いた映像配信「IPTV」に向けた事業展開も始めている。2010年4月,Ericsson社は米ESPNの3D専門チャンネルの実現に,同社の映像エンコーダ,レシーバなど動画処理システム一式を提供すると発表。今後,IPTVを中心とした3D放送や3D配信事業にも携わっていくことを明らかにした。Ericsson社の日本法人である日本エリクソン エリクソン北東アジア マルチメディア&CSI事業本部 ビジネス推進部 ビジネスディベロップメントマネージャーの公文象二郎氏に,今後の3D放送・3D配信技術の標準化について聞いた。

――現在,3D放送や3D配信では,「サイド・バイ・サイド」と呼ばれる,左目用映像と右目用映像の解像度をそれぞれ水平方向に1/2に圧縮し,1枚のフレームにして伝送する方式が主流になっている。欧米ではこの方式に対する次世代技術についての議論が盛んだと聞くが,理由はなにか。

公文氏 サイド・バイ・サイドは大きく見れば,「Frame Compatible 3D」あるいは「3D-in-2D」という技術に分類できる。これには,フレームを上下に区切って左右の映像を入れる「オーバー/アンダー」といった方式も含まれる。いずれも,放送局にとって特別な中継機器がいらず,3Dコンテンツと(それをサイド・バイ・サイド方式に変換する)装置さえ用意できれば,比較的容易にサービスを開始できるのがメリットだ。

 しかし一方で,課題がいくつもある。一つは,視聴者にとって映像の解像度は,2Dの映像の実質1/2に低下してしまうことだ。また,3Dに非対応のテレビでは,放送を受けても正しく表示できないという課題もある。放送局にとっては,2Dと3Dの放送を別のチャンネルに分けて映像データを送出する必要もある。

――それらの課題を解決する技術にはどんなものがあるか

公文氏  候補となるのは「2D Compatible 3D」と総称される技術だ。これには「2D+Delta」,「3D-in-2D Enhancement」といった技術が含まれる。ただし,それぞれ一長一短がある。

 2D+Deltaは,3Dの映像データを,2Dの映像データと,それと3D映像との差分情報に分けて伝送する方法。チャンネルを2Dと3Dで分けずに済む,サイド・バイ・サイドなどより伝送データの量が抑えられる,などのメリットがある。一方で,2Dと3Dとでは効果的なカメラ・ワークや映像表現に違いがあり,両者を同じチャンネルで放送することへの異論がある。

 一方,3D-in-2D+Enhancementは,3D-in-2Dの技術を発展させてフルHDの解像度を実現しようという技術。現在,規格化団体の議論を見ると,次世代技術として最も有力で,2011年後半~2012年ごろには標準化され,実際の3D放送・3D配信に用いられる可能性も出ている。



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3D Blu-rayプロダクション用ツール

3D Blu-rayプロダクション用ツール、「Blu-print 6」と「New Z」

米Sony Creative Softwareは4月8日に3D Blu-rayディスク用オーサリングプリケーション「Blu-print 6」と新製品の3Dサブタイトルオフセット編集アプリケーション「Z Depth」を発表した。

Blu-print 6は、「Blu-print」 の3D対応版として、ソニーピクチャーズエンターテイメントと同社が共同で開発していたもの。

本格的3D Blu-rayのオーサリングアプリケーションとしては初のもので、Blu-ray Disc Association(BDA)指定の3D Blu-rayディスク仕様に準拠した3Dタイトル(プロファイル5)としてオーサリングする。3Dメニューグラフィックスとサブタイトルグラフィックス付きのMVCエンコードコンテンツをインポートし、Blu-rayライクにJavaを構築することができる。

Blu-print 6は、AVC/H.264、VC-1とMPEG-2フォーマットに対応、オーディオはDD+(Dolby Digital)、 DTS-HD(Digital Theatre Sound)、Dolby True HD、Dolby Digital、DTS とLPCM(Linear Pulse Code Modulation)オーディオファイルに対応する。

3Dサブタイトル生成のアシスト的な位置づけの編集アプリケーションZ Depthは、Vegas Pro 9に対応、3D Blu-rayプロジェクトにおける必要なオフセット・メタデータファイルを生成し、エディタが正確に3D空間のサブタイトルを作り上げるサポートをするという。

Z Depthで生成したメタデータ情報は、どのプロファイル5の3Dタイトルをオーサリングするアプリケーションでも対応できる。Z Depthを使うにはVegas Pro 9を連動する必要があり、またデータ入力には、Presonusフェーダーポートを推奨している。

Cloudy with a Chance of Meatballs on Blu-ray 3D doesn't make its retail debut until next week, but you can get a taste of the tools used to make it right now, as Sony has announced the availability of its Blu-print 6 and Z Depth software packages. The latest version of Blu-print adds "Profile 5" (read: 3D) authoring compliance to its list of features, integrating all the offset metadata for 3D menus and working with MVC encoded video, while adding a few non-3D features like new DTS-HD encoding support and Windows Vista 64-bit compatibility. Z Depth's job is keeping subtitles properly aligned in 3D, just one of the new issues that need to be dealt with in these discs. No word on a price tag, but judging by the initial version's $50,000 retail value, we're figuring if you have to ask...
Continue reading Sony releases Blu-print 6 software for mastering Blu-ray 3D movies

2010年7月17日土曜日

Blue print 6



Professional Solutions for 2D and 3D Blu-ray Disc™ authoringThe Sony Blu-print[TM] authoring system is the optimal solution for Blu-ray Disc™ authoring. Designed for professional high-volume production, it provides the flexibility to achieve complex authoring scenarios with great intuition for both the novice and the expert user.


Blu-print 6 introduces support for Profile 5 compliant Stereoscopic 3D authoring.

2010年7月15日木曜日

BURBERRY PRORSUM A/W 2010/11 Live 3D Show in TOKYO



クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)によるバーバリー・プローサム(Burberry Prorsum)の2010/11年秋冬ウィメンズコレクションが、日本時間2月24日(水)午前1時よりオンタイムで放送されていた他、世界各地へと同時「3D」ライブストリーミングが配信された。東京での会場はLA FABRIQUEで、「BURBERRY NIGHT」と題された会場内はリアルタイムでショーを一目見ようと大盛り上がり。ロンドン会場の舞台裏やバックステージなど、ファッション界のトップで活躍するアメリカンヴォーグ編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)やフォトグラファーのマリオ・テスティーノ(Mario Testino)によるコメントがあったりと、なんだかとても新鮮だった。アバターに続き今後「3D」がどこまで騒がれていくのか。

Burberry Prorsum included Tokyo in it’s revolutionary 3D live show broadcast of it’s A/W 2010 women’s show yesterday. A huge undertaking which will set a precedent for runway shows to come. One felt that Burberry Japan were holding the event because they had too, there was no sense of occasion amongst the glum faced PR and event staff on the door. Once inside the DJs made up for that, and by the time Christopher Bailey came on the screen the crowd was ready for the show. The behind the scenes video featuring the likes of Anna Wintour, Mario Testino and an Olsen being interviewed gave the feeling of a movie premiere.
The show started and call me old fashioned, but in a ‘3D’ show I still expect for stuff to be coming out of the screen at me (Avatar also disappointed in this sense). It’s 3D in the sense that you are looking into the screen, I kept expecting a studded bag to come swinging my way. That said, anyone watching did get to see the clothes in more detail then anyone who has braved the rain to attend the show in London. Lot’s of sheep and pony skins in earthy colors with comfortingly over-sized, sometimes doubled up collars, giving way to military-like coats and jackets sporting big gold buttons in the collection that closed London fashion week. Just like at the movies most left at the final curtain leaving a few to dance until the event drew to a close at 3am.

The show was good. HUGE congratulations to Burberry London for pulling this off. Where to from now?