2010年5月19日水曜日

次世代3Dコンテンツ作成に威力 既存2D映像を3Dにリアルタイム変換するイメージプロセッサー発売 ビクター

2010年1月5日 14:28
先般、Blu-Rayディスクの普及を推進する3D映像規格が策定され、既存映像コンテンツの3D化は映像市場の動向を左右する急務と言えるが、それには強大な処理能力を持つプロセッサーが必要だ。
今般、ビクター・JVCは、独自開発のアルゴリズムにより、通常の2D映像を臨場感あふれる3D立体映像にリアルタイムで変換する「2D-3Dコンバーター」機能と、3D映像の撮影や編集作業を強力にサポートする「LRミキサー」機能、「3Dカメラ調整補助」機能を搭載した業務用3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」を2010年2月より発売する。

3Dコンテンツを効率的に制作するための解決策のひとつとして、豊富に存在する既存の2D映像を3Dに変換して活用することが期待されているが、これには、現状、かなりの工数がかかるため、その効率化・低コスト化が映像制作現場で強く求められている。
この課題を解決すべく、ビクターJVCが独自に開発したアルゴリズムを用いることで、これまでより簡単かつ低コストで2D映像の3D化を実現することを目的に開発された。
本機の「2D-3Dコンバーター」機能を使えば、2D映像を入力するだけで、簡単かつリアルタイムに3D映像信号出力が得られるため、映像制作現場に限らず、幅広い業種において3Dの臨場感を活かした新しいビジネスを創造するとともに、3Dコンテンツの普及拡大に貢献できる。さらに本機には「LRミキサー」や「3Dカメラ調整補助」機能など3D撮影・編集の効率化機能も搭載し、新規の3D映像制作も強力にサポートする。
業務用であるため、当面はエンターテイメント分野の3Dリイシューといった目的に使用されると予想されるが、ソリューションとして主要都市の3D地図ソリューションや、店舗レイアウト設計の3Dプレゼンテーションを速やかに行い、ビジネススピードの向上に寄与することも期待される。
引き合いが増えれば、ロット単価も下がり、将来的にはコンシューマー分野への展開も不可能ではないだろう。
今後、同社では、本機搭載の各種技術を活用し、搭載機器の販売だけでなく、IPライセンスや、同社グループの映像制作会社である(株)ビデオテックでの3D映像及び2D-3D変換映像の受託制作など、さまざまな3Dソリューションを展開していくとしている。

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